Logstorageは、サーバやネットワーク機器から生成される大量のログデータをすべて収集し、内部統制や情報セキュリティ対策はもちろん、データを加工してマーケティングに活用するといった多彩なログ活用を可能にする統合ログ管理システムです。
プロダクト事業部サイバーセキュリティ・コンサルティングチーム リーダー 安達賢一郎氏は、「ログ管理という情報システムのセキュリティ基盤となるツールとして、業種や業態を問わず幅広いお客様に採用いただいています。中でも情報セキュリティに積極的に取り組み、IDM(アイデンティティ管理)からのステップアップに選択される大手企業が少なくありません」と語ります。
製品の特長は大きく2つ。1つは、システムからテキスト形式で出力されるログを、すべて収集・管理可能な点。通常のSSHでのシステムアクセスはもちろん、サーバが自動的に発行するアラートなども収集するため、日常の管理だけでなく万が一のアクシデントの際にも、あらゆるシステムアクセスや操作の履歴を確実に把握できます。
もう1つは、膨大なログデータを必要な項目に絞って分析・検索してレポート化したり、検索結果をCSV形式に出力して、営業資料などさまざまに転用できたりする点です。この結果、従来は「確認が必要になるまでは保存するだけ」だったログデータを、マーケティングなどの「ビジネスのための情報リソース」として有効活用することが可能になりました。
インフォサイエンスがLogstorageとSecureCube / Access Checkの組み合わせを検討したきっかけは、ホスティングを受託している顧客から「詳細な操作ログを取りたい」との要請が寄せられるようになったことでした。Logstorageは、システムへのアクセスはすべてSecureログとして取得できますが、「誰がどのようなコマンドを実行していたのか?」といった詳細な内容までは確認できません。それを可視化するために、Logstorageと連携できる新しいツールが必要だったのです。

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マネージャー
猪瀬 健氏 氏
「SecureCube / Access CheckのログをLogstorageが抽出・集計し、自動的にバッチ処理で月1回レポートを発行。その細かい内容まで確認する必要があれば、SecureCube / Access Checkの詳細なログ内容を確認するという、段階的で効率的なログ管理が可能になっています」