「最高の品質こそ最大のサービス」を社是に掲げ、世界一の筆記具メーカーを目指す三菱鉛筆。さらなる業務効率化を目指す同社は、需要が多い筆記具のデザイン入れ業務のワークフローを改善しました。イラストや写真、オリジナルロゴなどのデザイン入れ業務を流通工程のひとつに組み入れています。
筆記具にプリントするデザインは加工部門とやりとりしながら製作していきます。デザインのイメージ作りから、色付け、バランス調整など、完成までには数度のやりとりが担当者同士で必要です。これまで同社はデザイン・データをメールの添付ファイルとしてやりとりすることが多かったですが、メールでは相手に確実に届いたか確認できない不安がありました。また、商用のデザインであるため、外部への情報流出も懸念されました。
現場からは情報システム部に対して何とかしてほしいという要望の声が上がりました。「情報システム部としてもセキュリティ意識の高まりを受けて、従来のメールでのやりとりに危機感を抱いていました」。情報システム部 本社グループ 課長代理の坂本浩氏はそう振り返ります。
そんな時に提案を受けたのが、NRIセキュアテクノロジーズのセキュアファイル交換サービス「クリプト便」です。大容量のファイルを安全かつ確実に送受信できる上、新たなシステム開発の必要もなく、比較的安価に利用できます。坂本氏は「提案を受けた後は、すんなりと導入が決まりました」と打ち明けます。

左:情報システム部の坂本氏
右:物流統括部の木村氏