キャッシュレス社会を支える決済代行サービスは、それと意識しなくても、日々のオンラインショッピングなどで多くの人が活用しています。
ロボットペイメントもそうした決済代行サービスを提供する一社で、一度カード情報を登録すれば毎月自動で請求・決済が行われるサブスクリプション型サービスに特化した決済代行サービスを提供していることが特徴です。また決済と同時に、クレジットカード情報だけでなく、顧客に関するさまざまな情報を収集・管理できることも、他に類を見ないサービスとなっています。
クレジットカード情報と顧客の個人情報という、機密度が非常に高いデータを扱う同社にとって、セキュリティ対策は事業を支える根幹の1つです。クレジットカード業界のセキュリティ基準である「PCI DSS」やプライバシーマークに準拠し、ネットワークやシステム面で堅牢な対策を実装するほか、アカウント管理から社員のセキュリティ教育に至るまで、包括的な対策を進め、安心できるサービスを提供してきました。
同社が最近注力しているのが、オンプレミス環境からパブリッククラウドへの移行です。「自前ですべてのシステムを構築し、セキュリティ対策まで行うとなると、やはり開発・運用負荷の増大は避けられません。高度な形でセキュリティを担保した外部の信頼できるサービスを活用することで、常に新しいセキュリティ対策をどんどん導入し、対応できると考えています」(戸田 貴之氏:ペイメント事業部 システム課 マネージャー)という考えから、PCI DSSに準拠したサービスを選択し、積極的に活用してきました。

ペイメント事業部 システム課 マネージャー
戸田 貴之氏
「自前でシステムを構築する方法も検討したが、その手間やコストを考えると難しい上、金融機関を中心に豊富な導入実績があることからクリプト便を選択しました」