SWG（Secure Web Gateway）とは、ユーザがWEBへ安全にアクセスできるように、ユーザアクセスを監視・制御するとともに、ポリシーを適用させ、WEBベースの脅威から守るサービスです。
URLフィルタリングやアンチウイルス、IPアドレスの秘匿、サンドボックス、DLPなどの機能を提供します。オンプレミス型、クラウド型、ハイブリッド型といった形態があり、カスタマイズ性や、初期・ランニング費用、導入の負荷などの目的にあわせて選択できます。
CASBと一部重複する機能もありますが、SaaSに特化したCASBとは異なり、SWGでの主な制御対象はWEB全体となります。また、プロキシサーバとも異なり、機能も強化されています。
テレワーク等オフィス外の場所での働き方も普及し、社内ネットワークを経由せず、直接インターネットにアクセスすることができてしまう昨今の環境において、有効な出入口対策とされています。
セキュリティレベルの向上や、通信の一括管理による運用効率向上などのメリットが期待できます。さらにクラウド型のSWGであれば、運用コストの削減も期待できます。
反対に、多機能であるため、直接通信する場合に比べ、レスポンスが低下する可能性がSWGのデメリットとして挙げられます。
サポート体制や製品の機能に差があるため、運用面も含めて導入前に、各ベンダーの評価をしっかり行い、
自社の要件にフィットした製品や、頼りになるベンダーを選定する必要があります。
