SEMI E188とは、パッチ適用やメンテナンスなどにより、工場内システムへのマルウェア感染を防止することを目的とした装置の規格です。
SEMI E188は、装置と、コンピュータ用のデバイスと、製造施設の工場ネットワーク上で動作するためにサプライヤーから持ち込まれたシステムに対する要件を定義しています。特に、製造施設に納入される様々な装置間で一貫性のある保護レベルと報告方法の概要が示されています。
SEMI E188ではサプライヤーが出荷前に、保守・サポート業務で使用される装置やデバイスにマルウェアスキャンを保証するための最小限のマルウェアスキャン要件を定義します。なお、マルウェアスキャンとは、悪性コードの感染から保護されていることを証明する方法です。
<要求事項>
マルウェアスキャン
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- マルウェアスキャンの実行
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システム強化
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- 脆弱性スキャンの実行
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フィールドサービスのサポートシナリオ
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- フィールドサポートで使用するコンピューティングデバイスに対する要件
- メンテナンス作業後にマルウェアスキャンの実行
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ネットワーク
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- ネットワークポート、サービスに関する要件
- 外部ネットワーク接続に関する要件
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SEMI E169、E188、E187が対象とする半導体製造のおもな工程