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セキュリティ用語解説

ASM(Attack Surface Management)

ASM(Attack Surface Management)とは、サイバー攻撃の対象となりうるIT資産を発見し、継続的にリスクの探索・評価を実施する活動およびサービスです。ASMを実現するには、攻撃者目線に立ち、自社で未把握のIT資産を含め、自社が公開しているIT環境のアタックサーフェスを網羅的に把握することが重要です。

 

自社にて申告ベースでIT資産を管理している場合、申告漏れや誤認などが発生するリスクがあります。ASMにより攻撃者視点で実態ベースにIT資産を探索・発見し、従来のIT資産管理と併用することで、精度向上やリスク管理の高度化が実現できます。ASM活動では主に以下の3つのステップを継続的に実施・管理していく取り組みとなります。

ASM活動の全体イメージ

ASMの実施ステップDX・テレワークの進展により、IT環境は広がり続けています。また、未だに多くの企業において対策が十分に進んでいないという弱点を突くことが攻撃者目線では効率的かつ攻撃コストの低減につながるため、外部公開資産経由(リモート)でのセキュリティ侵害は増加傾向にあります。今後もリモートからの攻撃は継続すると予測され、リモート攻撃に対するセキュリティ対策強化をしていくことの重要性がますます高まっています。

 

2023年5月には経済産業省から「ASM導入ガイダンス」が発刊され、グローバルだけでなく日本においてもASMの重要性の高まりが伺えます。近年のサイバー攻撃による影響はますます増⼤しており、⾃組織をサイバー攻撃から守るためには、効果的なASMの活用が必要となります。

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