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セキュリティ用語解説

PIMS(Privacy Information Management System)

 

PIMS(プライバシー情報マネジメントシステム)とは、企業や組織が取り扱う個人情報(PII:Personally Identifiable Information)を適切に管理・保護するための管理システムです。個人情報の取得から利用、保管、提供、廃棄までのライフサイクル全体を対象に、組織的・継続的な管理を行います。 

 

PIMSを定める国際規格 ISO/IEC 27701

PIMSの要求事項は、国際規格である ISO/IEC 27701 によって定められています。

ISO/IEC 27701:2019は、ISMSISO/IEC 27001 / 27002)を拡張した規格として策定されました。一方、2025年改訂版のISO/IEC 27701:2025は独立したPIMS規格として再編されています。

 

PIMSの基本的な考え方や構成上のポイントは、次のとおりです。

    • 管理対象は、個人情報のライフサイクル全体(取得・利用・保管・提供・更新・利用停止・廃棄)
    • 国際規格 ISO/IEC 27701 に基づいた、グローバル共通のプライバシー管理を実現
    • 2019年版ではISMSISO/IEC 27001 / 27002)を基盤に拡張する形で策定され、2025年版では独立したPIMS規格として再編

 

PIMS・ISMS・Pマークの違い

個人情報や情報セキュリティに関する代表的な認証・制度として、PIMSISMSPマークはしばしば比較されます。違いは次のとおりです。

 

ガイドライン  保護対象  基準  特徴
PIMSISO/IEC 27701  個人情報(PII) グローバル(国際規格)
  • 個人情報の管理・保護に特化した国際規格に基づくマネジメントシステム

  • ISMS認証の取得が前提となる。ISO/IEC27701:2025では、PIMS単独での構築・認証が可能

  • GDPRをはじめとする国内外のプライバシー規制への対応に向けた管理体制整備にも有効

ISMS(ISO/IEC 27001)  情報資産全般(個人情報、業務情報、機密情報など)  グローバル(国際規格) 情報の「機密性・完全性・可用性」を確保する、情報セキュリティ対策の基盤
Pマーク(プライバシーマーク)  個人情報 日本国内制度 日本独自の枠組みで、国内向けのBtoCビジネスや官公庁・自治体関連案件で重視されることが多い

 

 

PIMS認証を取得する3つのメリット

PIMSISO/IEC 27701)認証を取得することで、主に次のようなメリットが期待できます。

    • グローバル基準に基づくプライバシー管理体制を対外的に示せる
      国際規格への準拠を通じて、個人情報保護の水準を客観的に証明できます。
    • 国内外の顧客・取引先からの信頼性向上
      個人情報管理体制が取引条件や委託要件となるケースにおいて、ビジネス上の信頼獲得につながります。

 

個人情報漏えいリスクの低減と社内ガバナンスの強化
個人情報の棚卸やリスク評価、運用ルールの明確化を通じて、事故・不正の防止や組織統制の強化が期待できます。

 

 

 

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