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山田コンサルティンググループ株式会社 様

グローバルな事業展開を支えるセキュリティレベルの引き上げを、深い知見と顧客視点でのEDR / ITDR導入・高度監視により実現

山田コンサルティンググループ株式会社

総合経営コンサルティングファームとして、日本国内外においてサービスを展開する山田コンサルティンググループ株式会社。同社では、経営コンサルティングやM&A事業において機密情報を取り扱うため、以前よりセキュリティ対策には注力してきましたが、海外企業の買収を機にグループ全体のセキュリティレベルのさらなる引き上げが急務となりました。NRIセキュアの支援により同社はEDR/ITDRを導入することで、監視体制の強化、セキュリティ運用の向上を実現しました。

課題

  • 海外企業の買収に伴うセキュリティレベルの引き上げ
  • インシデント対応に必要な人的リソースの確保および内部体制の構築
  • ベンダー任せではない、自律的なセキュリティ運用

解決策

  • CrowdStrike Falcon マネージドEDRサービスの導入
  • CrowdStrike マネージドITDRの導入
  • セキュリティ事故対応支援サービスの導入
  • 24時間365日のセキュリティ監視体制の構築
  • インシデント対応に向けたプレイブックの作成

効果

  • サイバー攻撃の早期検知能力の向上
  • 24時間365日対応可能なインシデント対応体制の確立
  • 初動対応や追加対応の検討に関わる人的リソースの拡充

導入の背景や課題

海外企業の買収を契機に、セキュリティ体制の構築・強化に取り組むことに

fig-4796山田コンサルティンググループ株式会社 管理本部 情報システム室 副室長 安野 貴昭氏

安野氏:

当社では、これまでセキュリティに関するさまざまな対策を行ってきましたが、過去に導入された一部のセキュリティシステムについて、製品の導入~運用を外部ベンダーに任せきりになっているものがあり、それらシステムではポリシーのアップデート対応やセキュリティ対策の高度化に向けた取り組みが十分にできていませんでした。また、インシデント発生時の社内体制にも懸念がありました。約1000名の社員に対して情報処理安全確保支援士は5名在籍していますが、情報システム部門のメンバーは平常時の業務に追われているため、万が一、インシデントが発生した際に検知~初動対応~詳細調査を早急に行うには人的リソースが十分ではないと考えていました。

そんな折、東南アジアを含む国・地域にてビジネスを展開する企業をM&Aしたことを機に、グループ全体のセキュリティレベルのさらなる引き上げが急務となりました。セキュリティ対策や利用システム環境は拠点ごとに異なっており、エンドポイントのセキュリティ対策についても緊急度が非常に高い状態でした。

当時は、SSL-VPNやファイアウォールといった境界防御型セキュリティを中心とした対策を行っていましたが、ゼロトラスト環境の必要性も感じていました。すでにSASE製品は導入していたものの、マルウェアの脅威が高まっている中で、既存のEPPでは不十分だと考えEDR導入を検討することになりました。そこで、高い専門性を持ち、円滑な運用の連携が可能な新たなセキュリティパートナーを探すことにしました。

選定のポイント

適合性、充実度、信用度・実績などで評価し、7社からNRIセキュアを選定

fig-4805山田コンサルティンググループ株式会社 管理本部 情報システム室 泉 沙由里氏

泉氏:

ベンダー任せにせず私たちが納得して製品を選定するために、EDR製品を取り扱っている10社にお声がけし、7社にRFIを回答いただきました。最終的には、3社にRFPに回答いただき、それらを「ソリューションの適合性」、「提案内容の充実度」、「信用度・実績」といった観点で評価したものを比較・検討し、パートナーを選定しました。NRIセキュアは提案前からヒアリングのお電話を何度もしていただき、当社の課題を的確に捉えていただいていると感じていました。NRIセキュアには、CrowdStrike Falcon マネージドEDRサービス、CrowdStrike マネージドITDR、セキュリティ事故対応支援サービスの導入を提案いただきましたが、3社の中で最も充実していると感じました。

安野氏:

NRIセキュアに決定した一番のポイントは、CrowdStrike マネージドITDRの導入によってサイバー攻撃発生時に狙われる可能性の高いActive Directoryの監視も一緒にクリアできるという点でした。もともとActive Directoryの監視は、別の対応が必要になるだろうと考えていました。しかし、CrowdStrike マネージドITDRを導入すれば、横展開や権限昇格といったクリティカルな事象にも高いレベルで対応することができます。他社からのRFIの中にもActive Directoryの監視が含まれているものはありましたが、検知のみならず保護まで対応できるのはNRIセキュアだけでした。EDRとITDRの相関分析や、端末とActive Directoryの保護をSOCサービスに統合できるメリットは、個別最適では実現できない大きなメリットがあると感じました。

導入の効果

深い知見と顧客視点の運用支援が組み合わされた信頼できるソリューション

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安野氏:

本来、セキュリティ対策は「持続的なセキュリティレベルの向上」を目指すべきです。しかしながら、セキュリティソリューションの導入は往々にして導入時がセキュリティレベルのピークとなり、その後、時間の経過とともに「セキュリティ対策の陳腐化」が進行しがちだという課題があります。
この問題への対策としては、目先の効果以上に「継続的な運用を担う中長期的目線」を持つことが重要です。そのためには、社内でソリューションの仕様を深く理解し、導入前に運用体制をしっかりと構築することが不可欠だと考えています。
今回のプロジェクトでは、この点を重視し、NRIセキュアの技術担当の方に総数100を超える質問をさせていただき、非常に深い知見のもと、毎回迅速に回答をいただくことができました。その結果、製品や技術について非常に深い知見を得ることができ、その後のスムーズな導入と運用につなげることができました。

前澤氏:

例えば当社では、インシデント対応における「セキュリティ対策の高度化」と「業務標準化を通じた実質的なリソース効率の向上」を目的としたプレイブックを作成しました。当社のプレイブックは、『各種定義』、『インシデントのライフサイクルと各ベンダー・社内組織をマトリスクス化したインシデント対応フロー』、『具体的な他手順を記した各手順書』の3要素で構成されています。プレイブックを作る過程において、製品やソリューション、NRIセキュア側の運用フローについても理解を深めながら、必要なドキュメントをNRIセキュアの支援をうけながら整備しました。

安野氏:

さらに、インシデント対応によってPCが使えない時間が生まれると、コンサル業務やM&A業務に影響が出てしまうため、当社では24時間365日のセキュリティ監視体制の構築も行ったうえで、2025年2月にソリューションを導入し、運用を開始しました。これらの取り組みによって、サイバー攻撃の早期検知能力が向上し、初動対応や追加対応も含めたインシデント対応を、迅速に不足なく行える体制を構築できました。NRIセキュアによる、セキュリティに対する深い知見と顧客視点に立った運用支援の組み合わせによって、これらを実現できたと感じています。

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今後の展望

さらにセキュリティと業務利便性の両立を実現するための施策強化を目指して

fig-4823山田コンサルティンググループ株式会社 管理本部 情報システム室 前澤 侑吾氏

前澤氏:

現在もNRIセキュアとの定例会は継続しながら、月次で検知傾向、運用課題の振り返りを行っています。特に助かっているのは、頻繁に行われるEDRのアップデートについて、アップデート内容だけではなく推奨ポリシーを共有していただけることです。推奨ポリシーは、セキュリティに対する深い知見を持つNRIセキュアの技術チームが検討しているため、非常に安心できます。

泉氏:

NRIセキュアは導入前~運用開始後もしっかりと伴走していただいており、製品ベンダーへの確認が必要な際もコミュニケーションが非常にスムーズです。定例会では国内外の脅威動向についても共有いただいており、日頃の情報収集の場として非常にありがたい機会となっています。

安野氏:

情報の持ち出しや流出、誤送信の対策、データの安全なやり取りは、当社における継続的な課題です。今後は、現状実施しているEDR・ITDR・SWG・SDP・CASBによるセキュリティ対策に加え、セキュリティと利便性を両立する施策の強化が必要だと感じています。不正アクセスによってファイルが持ち出されても中身のデータが漏洩しないよう、ファイルの暗号化や細やかなアクセス権限の制御を行うIRM(インフォメーション・ライツ・マネジメント)についても導入を検討しているところです。引き続き、NRIセキュアからの支援により、柔軟かつ堅牢なセキュリティ体制の強化を目指していきます。

※本文中の組織名、職名は2025年6月時点のものです