EN

SANS NetWarsトーナメント2018 トーナメント結果

netwars_logo

2018年8月17日、東京・秋葉原で「SANS NetWarsトーナメント」が開かれ、多数の応募者の中から抽選で選ばれた約60名の学生が参加しました。集合時間の1時間前には、参加者の姿がちらほらと見られるようになり、トーナメントへの意気込みがうかがえました。今年は猛暑日の開催で朝から暑くなりましたが、全国各地からお集まりいただきました。

当日は、応募期間が短かったことから、実際にどのくらいの参加人数になるか心配しましたが、会場はあっという間に満席の状態になりました。数ある予定の中から都合をつけて参加いただき、ありがとうございました。

約半数の学生は初めての参加でしたので、緊張している面持ちの方も多くみられました。オリエンテーションでは、スタッフ一同、少しでも緊張を和らげるように対応させていただきました。

「NetWars トーナメント2018」スタート

netwars2018report_fig1参加登録や初期設定を済ませると、いよいよ、SANSが全世界で提供するスキルアップ型のCTF「NetWars」への挑戦です。NetWarsは、問題解答型からフラッグ探索、さらには攻防戦までが一つになったCTFシステムで、参加者が自身のスキルレベルに応じて学べる要素がふんだんに盛り込まれています。

 昨年度はチーム戦で実施しましたが、今年度は、個人戦に戻しました。また、対戦形式を変えることで、スコアなどにどのような変化があるかを検証するため、例年1日目に実施していたトレーニングを無くし、NetWarsトーナメントのみを実施しました。CTFやセキュリティに関する知識や経験も様々な中で、参加者の皆さんの中には、各自試行錯誤しながら問題にチャレンジしようとする姿が見られました。ヒントを見ながら答えにたどり着いた方は、スキルアップ型のCTFに「座学では得られない興奮を感じた」と後で教えてくれました。

対戦中はスコアボードがスクリーンに投影され、得点や回答の状況、ヒントの閲覧回数などがリアルタイムでモニター表示されます。今回は、これまでのNetWarsトーナメントに参加した「Veteran」と、今回初めてチャレンジする「Non-Veteran」という2つのカテゴリーに分けてスコアを競い合いました。問題が解かれるたびに前後する順位を横目に、長いようで短い6時間があっという間に過ぎていきます。

競技時間が残り30分の段階で、スクリーンに投影していたスコアを隠して進行しました。その時点で、Veteranの3位の方とNon-Veteranの1位の方のポイント差がわずか9点という僅差でした。参加者は見ることができませんでしたが、ラストスパートをかけた熱い戦いが繰り広げられていました。

 

「NetWarsトーナメント2018」結果発表

結果的に、Veteran、Non-Veteranのどちらも大差ない結果となりました。表彰式では、それぞれのカテゴリの上位入賞者にメダルと表彰状が贈られました。

netwars2018report_fig2

中には、思ったよりも簡単だったという方や、難しかったと思われた方もいることと思います。ぜひ今回のトーナメントをきっかけに、セキュリティの奥深さや楽しさを感じていただき、さらなる興味を持っていただければ幸いです。

また皆さんとお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしております。