ソースコードに潜在するセキュリティ上の問題点を発見し、適切な対策の実施を支援
Webアプリケーションのソースコード自体を診断し、セキュリティ上の問題点を網羅的に洗い出します。
ソースファイル単位で、問題箇所の指摘、対策の具体的なアドバイスを行います。セキュアアプリケーション開発の経験豊富な専門家が手作業(マニュアル)による定点目視レビューを行い、また、ソースコード診断ツールを利用し、ツール結果と目視結果を複合し、問題点を整理します。これにより、ソースコード上に潜在するセキュリティ上の問題を洗い出すと共に、ソースコード診断ツールを内部導入した場合の効果や、ソースレビューを推進した場合の効果を、シミュレーションすることができます。
また、発見された問題に対して、具体的な対策方法をアドバイスし、適切な対策の実施を支援します。
Webアプリケーションの開発は、一旦実装してしまえば終了ということはなく、ユーザの要望や利便性向上、機能追加等の様々な要件により継続していきます。新規リリースや大規模な修正リリースのタイミングで、公開前にアプリケーションの安全性を確認するべく、セキュリティ診断を実施している企業も多いでしょう。しかし、公開前の診断結果で重大な問題が発生すると、修正対応のコストやそのための期間が必要となり、公開スケジュールにも影響を与えてしまいます。
そういった状況に陥らないため、開発工程のより早い段階からセキュリティを担保する仕組みを構築し、公開前のセキュリティ診断では、開発工程で取り組まれたセキュリティ上の施策が正しく機能しており、安全である事を最終確認する目的としてゆく必要があります。
実装時の品質向上、セキュリティ向上の一施策としては、作成されたソースコードのレビューが挙げられます。セキュアプログラミングに熟練したプログラマーであっても、ミスは犯します。些細な実装ミスで、システム全体に重大な影響を与える問題を作りこんでしまうということは少なくありません。開発現場で、日頃からソースコードのレビューを行う習慣(またはルール)を作るのは重要な対策といえます。
ソースコードのレビューを適切に行うには、適切なレビュアーが必要となります。セキュアプログラミングに関する知識を十分に保有していることや、対象プロジェクトの性質や特性、プロジェクトローカルルールに精通し、ソースコード上の問題を的確に指摘できなくてはなりません。
また、何万ステップに及ぶソースコード全てを人間の目で追う作業は大変なものです。その作業を代行してくれる、優秀なソースコード診断ツールが登場しています。そういったツールを導入し、人間とツールの両面からソースコードを適切にレビューできれば、開発を行いながら問題を発見/修正することが可能となります。アプリケーションが完成する頃には、実装上のミスから生まれるセキュリティ欠陥の殆どが既に修正されているという結果につながることが期待でき、手戻りによる追加コストを削減することができます。
上記のような効果を発揮させるためには、ソースコードレビューは、開発現場の内部で実施されることが望まれます。ただし、レビュアー要件を満たす人材の育成や、ツールの導入/利用方法の習得等、導入にあたって、解決しなくてはならない問題があるのも事実です。
これらの問題に対応するため、NRIセキュアがソースコード診断サービスを提供します。ソースコードに潜在する問題を発見すると同時に、お客様の開発現場内部で、ソースコードレビューを行う文化を形成する、はじめの一歩として活用していただけます。
お客様から提供いただいたソースコードに対してツールによる診断を行い、その結果を専門家の目で精査してからリスクをご報告します。
バックドアは裏口・勝手口を意味し、サイバーセキュリティにおけるバックドアは「限られた人物のみが対象システムを操作できる、システム仕様に記載されない隠された機能」を指します。
NRIセキュアでは、ソースコード診断のオプションサービスとして、バックドアの埋め込み検知サービスを提供しています。本サービスでは、お客様よりいただいた仕様書をもとに、手作業による検出を行います。
バックドアの検知ロジックに関する詳細は以下のブログをご参照ください。
ソフトウェアサプライチェーンのセキュリティ対策 | ソースコードに潜むバックドアの検出
悪意のあるコード(バックドア)の埋め込み検知にご興味がありましたら、お問い合わせの際に弊社担当にご相談ください。
主担当としてソースコード診断を実施するコンサルタントは、下記の条件をすべて満たす業界トップレベルの高いスキル・豊富な経験を保有しています。
セキュリティ診断で培ったノウハウを活かし、Webアプリケーションに作りまれやすい問題を適切に発見します。
個別見積り