ニュースリリース
2017年3月2日
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小田島 潤、以下「NRIセキュア」)は、ID連携ソリューション「Uni-ID」(ユニアイディー)を全面的に刷新し、消費者向けWebサービスのアクセス管理に必要とされる認証、認可、ID管理、脅威検知機能をオールインワンで提供する「Uni-ID Libra」(ユニアイディー・リブラ、以下「本製品」)として、2017年6月から販売します。販売に先立ち、本日より企業からの導入に関する相談を受け付けます。本製品は、高度なセキュリティ対策とユーザの利便性を両立させたCIAM*1ソリューションとしては、国内で初めての製品*2です。
昨今消費者向けWebサービスは、OAuth2.0*3やOpenID Connect*4など、ID連携技術の発展・充実により、スマートフォンをはじめとしたマルチチャネル化、サービス間の連携など、さまざまな形で機能が充実してきています。
一方で、これらのWebサービスに対する脅威も年々増加しており、リスト型アカウントハッキング(パスワードリスト攻撃)やなりすましなどによる個人情報窃取・不正取引の被害が後を絶ちません。そういった脅威に対応するには、パスワード強化や多要素認証*5によるセキュリティ対策を推進する必要がありますが、セキュリティ対策はユーザの利便性を損ない、サービスからのユーザ離れを起こしてしまうことがあります。
このような状況から、Webサービス提供事業者にとって、最新技術を取り入れた魅力的な機能とコンテンツの提供に加えて、セキュリティの確保とユーザ利便性を両立させることが課題となっており、これらを満たすサイトを自社で開発する負担が大きなものとなっています。
「Uni-ID」は、2008年の発売開始以来、さまざまな企業のID連携基盤で採用されてきました。NRIセキュアでは、上記のような環境変化をふまえて、これまでのノウハウを踏襲した上で全面的に刷新し、高度なセキュリティ対策とユーザの利便性を両立させながら昨今のサービス事業者の課題解決にワンストップで応えられるよう、大幅な機能拡充を図ることにしました。
本製品は、消費者向けWebサービスに必要とされるアクセス制御機能を統合的に提供するパッケージ製品です。特長は以下のとおりです。
なお、認可エンジンとして、認可に関する技術にグローバル実績があるAuthlete(オースリート)社のエンジンの採用を検討しています。Authlete社の認可エンジンを採用することで、標準のID連携プロトコルとなっているOpenID Connectや認可プロトコル標準であるOAuth2.0を、フルサポートで提供できると考えています。また、今後も最新のプロトコル仕様のアップデートにもいち早く対応していく予定です。
本製品の詳細は、以下のURLをご参照ください。
https://www.nri-secure.co.jp/service/uni-id_libra/index.html
NRIセキュアでは、本製品を核としたソリューションの売上げを、2017年度に10億円と見込んでいます。
NRIセキュアは、今後も企業・組織の情報セキュリティ対策を支援するさまざまな製品・サービスを提供し、グローバルな規模で安全な情報システム環境と社会の実現に貢献していきます。
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 海藤、松本
TEL:03-5877-7100 E-mail:kouhou@nri.co.jp
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 ソリューションビジネス一部 柴田、大島、井本
広報 西谷、根本
TEL:03-6706-0622 E-mail:info@nri-secure.co.jp
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