本稿では会期1日目に開催されたCTFコンテスト「Hack The Bay 2024」で4位入賞したチームへのインタビューとともに、RSA Conference 2024の様子をお届します。
参加者数: 約40,000人
RSAカンファレンスは、1993年から毎年行われているセキュリティ業界における世界最大級のイベントです。
今年も4万人を超える世界中のセキュリティ技術者が一堂に会しました。コロナ禍で一時落ち込んだ来場者数も、コロナ禍前の水準まで復活し、会場はもちろん、会場外にもセキュリティベンダーの特設会場やの関連ショップが立ち並ぶなどサンフランシスコ中心地全体が大いに賑わっていました。
会場では、セキュリティの最新動向を聞くことができる360のプレゼンテーションと、521のセキュリティ・IT企業による展示が催され、多くの企業が生成AI等を活用したソリューションを紹介していました。
NRIセキュアは、2015年から継続的にRSAカンファレンスに出展しています。ブース運営者は準備のため、会期1日目の前日に会場入りします。
準備期間は雑然としていたEXPO会場も、会期1日目が開始する旨のアナウンスが流れるとともに、一気にお祭りムードになりました。カンファレンス参加者向けに軽食がふるまわれていました。翌日からプレゼンテーション聴講で忙しくなる参加者たちが、束の間の自由時間として各社のブースをアルコール片手に周ります。
NRIセキュアのブースを運営する中で、ベイエリアだけでなく各国からサンフランシスコに足を運んできた参加者やブース担当者と会話したり、Secure SketCH・Access Check・クリプト便等のグローバルで使用可能なNRIセキュアのサービスをたくさんの方々にご紹介することができ、とても有意義な時間を過ごしました。
RSA Conference 2024会期中に開催されたCTFイベントで4位に入賞した、マネージドセキュリティサービス開発本部MSSプラットフォーム開発部Oyunbileg Chingunさんと、マネージドセキュリティサービス事業本部MSS一部の齋藤諒人さんにお話を聞きました。
RSAC2024の会期1日目、2024年5月6日14:00~18:00にサンフランシスコにあるGitHub本社で開催されました。
ハッカーコミュニティであるPacific Hackers(https://www.pacifichackers.org/)が開催するCTFイベントで、GitHub社をはじめ様々なIT企業に後援されています。
CTF(Capture The Flag)とは、情報セキュリティの分野では、専門知識や技術を駆使して隠されているFlag(答え)を見つけ出し、時間内に獲得した合計点数を競うハッキングコンテストを指します。クイズ形式の問題を解くほか、ネットワーク内で疑似的な攻防戦も行ったりすることもあります。
Hack the Bayで出題された問題は、一般的なCTFジャンルに加え、SIEMでログ析を行う問題や、コミュニティスタッフとコミュニケーションをとることによって解くことができる問題もありました。
参加者の年代は若手から中堅までさまざまで、当日その場にいた人達の間で3人組を作ってエントリーをするルールです。
NRIセキュアは私たち2名が参加して、当日その場で知り合った中国の方と3人組のチームを作り、4位に入賞することができました。後日、協賛スポンサー企業から上位チームにリュックサック等の企業アイテムが届きました。
筆者は数年ぶりのRSAカンファレンス参加で、サンフランシスコの治安悪化などでRSAカンファレンスがどのような雰囲気になるのか少し不安がありました。蓋を開けてみると中心部全体がお祭り騒ぎとなっていて、以前よりもむしろ活況に感じました。夜間も、各企業がいたるところでネットワーキングイベントを開催しているため、夜道も賑わっていました。とはいえ、最終日のうちにサンフランシスコを後にする参加者も多く、会期終了後は街の中心部も少し閑散としていたのが印象的でした。
RSA Conference 2024のプレゼンテーションを聴講したメンバによる現地レポートも、後日公開予定です。
ぜひそちらもチェックしてみてください!