近年、パスワードを利用しない本人認証の手段として、顔や指紋などから本人を特定する「生体認証」の利用が広がっています。FIDOは、FIDOアライアンスが策定したパスワードレス認証技術に関する規格であり、スマートフォンやPCに搭載された認証デバイスを利用して、生体情報などの守秘性の高い情報をネットワーク上で伝送することなく、安全にオンライン認証できることが特長です。高い利便性とセキュリティを両立できることから、Web技術の標準化を推進する団体のW3C(ワールドワイド・ウェブ・コンソーシアム)*2が、FIDOをWeb認証の方式として勧告するなど、主要なWebブラウザにおいても採用が広がりつつあります。
Uni-ID Libraでは、2018年よりFIDOの規格の一つである「UAF」*3に対応した認証機能を提供してきました。今回新たに「U2F」*4および「FIDO2」*5の対応が完了し、全てのFIDO認証規格に対応したことで、「FIDOユニバーサルサーバー」の認定を受けました。 これにより、様々なWebサービスを提供する企業などでは、既存のスマートフォンアプリやWebサイトの会員管理システムにUni-ID Libraを組み入れることで、各社で独自にシステム開発をすることなく、便利で安全なパスワードレス認証を導入することができます。
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FIDOの認証取得に関する情報