CTEMとは、ガートナーが2022年に提唱した、継続的な脅威エクスポージャー管理という意味を持つアプローチを指します。また、ガートナーは2024年のセキュリティトレンドにCTEMを上げており、今後幅広く影響を与えるとされています。CTEMでは精度の高い脅威分析と迅速な対応が求められるため、組織はサイバー攻撃などのあらゆる脅威から守るとともに、ビジネスの継続性を保つことができます。
CTEMは、組織がサイバー攻撃の対象となりうるIT資産のアクセス可能性・外部への露出度・悪用される可能性を継続的に評価するための実用的かつ体系的な一連のプロセスです。インフラストラクチャのコンポーネントに焦点を当てるのではなく、脅威のベクトルや組織の中長期的な方針に合わせて評価と修復を行います。これにより、脆弱性や脅威が明確になり、セキュリティリスクの可視化や管理が可能となります。
攻撃対象となりうる幅広いIT環境の継続的なモニタリングから、脆弱性や脅威を迅速に特定し、優先順位を適切に設定することで、強固な組織のセキュリティ体制を維持することができます。
また、CTEMは以下の5つのステップを持続的に運用する取り組みとなります。