学生時代は理工学部に所属し、研究を通して経験したプログラミングを仕事の中心にしたいと考えるようになりました。就職活動ではソフトウェア開発の仕事に就きたいと思い、企業研究を進めた結果、セキュリティが今後伸びると確信し、セキュリティのソフトウェア開発ができるメーカー企業を選びました。
前職では、B2B向けのセキュリティソフトウェアの開発を行っていました。そこで仕事をしているうちに、セキュリティという分野の中で、さらに仕事の幅を広げていきたい、という思いが募ってきました。ソフトウェアは、企業のセキュリティを守る上では一要素にすぎません。企業のネットワーク全体、システム全体を見られるようになりたいという思いが強くなり、転職を決意しました。
NRIセキュアや外資系企業などいくつか内定をいただき、どこに入社するか迷っていた時、信頼し尊敬している方たちと飲みに行く機会がありました。転職の意思や内定の状況を伝えたところ、「長期的に働くことを考えるなら、日系企業でキャリアアップを図っていく方が良いのでは」と助言をいただきました。またNRI(野村総合研究所)に知人がいる方からも、「いい会社だと聞いているし、思いきって行ってみたら」と背中を押してもらい、NRIセキュアに入社することを決めました。
顧客にも同僚にも
頼られるエンジニアに
萩原 泰志
Hiroshi Hagiwaraセキュリティアナリスト
2017年入社
2010年メーカー企業に新卒入社。情報セキュリティ製品開発部署に配属。BtoB向けエンドポイントセキュリティ(エンドポイントの動作ログ取得)製品の開発業務を経験。

2010年メーカー企業に新卒入社。情報セキュリティ製品開発部署に配属。BtoB向けエンドポイントセキュリティ(エンドポイントの動作ログ取得)製品の開発業務を経験。
前職
システム全体を見渡せる仕事をしたい


NRIセキュアについて
フランクな人が多く話しやすい
自分の持っていたNRIの印象から、NRIセキュアの社員も堅い人が多いと思っていました。実際に入社してみると、自分の印象とは全く逆で、フランクな人が多く話しやすくて助かりました。というのも、私の仕事がこれまでのソフトウェア開発から、幅広いネットワークの知識が求められるアナリスト業務に変わったため、未経験のことばかりで先輩や同僚に聞くことが多かったからです。
仕事が終わったらそのままみんなで飲みに行くこともあります。仕事中は静かな先輩も、飲み会では陽気になって、そのギャップが面白く感じます。仕事では手堅く、その内容をちゃんと理解した上で、実行していく文化がある。一方で、飲み会などオフの場では思う存分はじけて心から楽しむ、オンオフの区別がはっきりしている会社だと思います。


現在の業務
新しいことを覚える楽しさがある
24時間のセキュリティ監視、そしてあのNRIということで、激務を覚悟していましたが、働く時間は前職とそれほど変わりませんでした。夜間に作業をすることはあるものの、日本の深夜帯の監視は北米の社員が行うため、夜間勤務は想像より少なかったです。ただ、担当している顧客のシステムがマルウェアに感染した疑いがある、などの問題が発生すると、早急に調査をして顧客に状況を報告し、対策を打つ必要があります。夜中にこの電話が鳴ると、早く解決しなければと焦り緊張しますが、自分ひとりで対応するのではありません。時には違う部署の先輩のフォローも受けながら進め、解決したときにはほっとします。
セキュリティ監視は、扱うデバイスのことも、ネットワークのことも両方知らないとできない仕事です。幅広い知識を吸収していくのは大変ですが、同時にやりがいでもあります。例えば入社するまで大規模なネットワーク構成図を見たことがなく、最初は何を表しているのかさっぱり分からず、必死で勉強しました。そうして理解できるようになった時、自分の成長を実感できて嬉しかったですし、新しいことを覚える楽しさも感じました。


将来の展望
できることを増やしていく
アナリストの仕事を始めてからまだ日が浅いので、当面はネットワークの知識を増やしていくことが目標です。今の仕事を把握できたら、前職で身に付けたソフトウェア開発のスキルも活かし、新しいことに挑戦したいです。
目標とする人は、入社して最初に教えてくれた先輩です。知識が豊富で業務にも精通し、障害を起こさない手堅い仕事ぶりが評判でしたが、わからないことは素直に認め、できるようになるための努力を惜しまない、顧客にも同僚にも頼られる人でした。私もそのような人材を目指して、できないことやわからないことは徹底的に勉強し、理解して、自分ができることを増やしていきたいと思います。そして、「わからないからできない」と言わない、顧客にも同僚にも頼られるエンジニアになりたいです。