当本部は、セキュリティ事業を開始した1995年当初から続けてきた、いわば祖業であるセキュリティの運用監視サービス「マネージドセキュリティサービス(Managed Security Services/MSS)」を担当し、FNCという名称でサービスを提供している。具体的には、24時間×365日、サイバー攻撃からITシステムを守るために、セキュアなネットワークの設計、構築、運用までを行うフルアウトソーシングサービスで、その種類は大きく2つに分かれる。
- 高度セキュリティ監視(Security Operation Center/SOC)
膨大なデータからサイバー攻撃の痕跡を探し出して、お客様のビジネス特性をふまえた最適な対応を導き出し、遮断など即時オペレーションまで行う。東京、横浜、北米の3拠点において、アナリストが24時間365日監視を続け、機械学習などを活用したきめ細かな監視を提供する。
- セキュリティデバイス運用
セキュリティデバイス(WAF、IDS、EDRなど)の設計・構築・管理を行い、お客様のセキュリティレベルを向上させる。
このサービスを立ち上げた際には、MSSという言葉すら世の中になかった。FNCサービスは、セキュリティという最新テーマの実行に必要な人やシステムを、アウトソーシングによりお客様に代わって当社が実現できることを社会に示した、画期的な提言だったのだ。最大の狙いは、お客様のセキュリティ対策のあるべき姿を最新化し、その姿と現状とのギャップを明白にして、必要なサービスを開発し提供するというベストプラクティスだった。