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【5分で解説】いよいよ施行開始、「GDPR」で日本企業が対応すべきポイント

作成者: 足立 道拡|2018/05/25

 

 DX(デジタルトランスフォーメーション)というキーワードに注目が集まる中、企業は新たな成長戦略を描くべく「デジタル化」、「グローバル化」を画策しています。一方で、イノベーション・新規事業の創造のために、新たな市場・技術と向き合っていくことには、さまざまなリスクが伴います。

 

 コンプライアンス観点での目下最大の関心・懸念は、2018年5月25日から施行されるGDPR(EU一般データ保護規則)ではないでしょうか。いよいよ始まる、もう後戻りできない、どうすればいいの?という声にこたえるべく、GDPRのポイントを5分で分かりやすく解説します。

 

 

 

 

 

本当の対策はこれから

 GDPR関連の解説記事は、世間にたくさん公開されていますが、コンプライアンス関連の内容は難しくなりがちな傾向があるように思います。これまでもお客様から、骨子・要点をシンプルに整理しているものは少ないという声を聞いてきました。

 

 そんな声を念頭に、少し角度をかえて、NRIセキュアのコンサルタントが議論しながら、Secure SketCH のコンセプトである「セキュリティ経営をシンプルに」を体現するべく、5分解説を策定してみました。今後の日本企業におけるGDPR対応の参考に、また一人でも多くの方にGDPRの概要・対応ポイントを知っていただく機会になれば幸いです。

 

 Secure SketCH の会員になっていただいた方には、本ブログのような「GDPRとは?」に対するシンプル解説を含む、多種多様な情報発信を優先的に提供していく予定です。

 

 先日、ある全国紙に「日本企業の8割がGDPR対策を完全に終えていない」という調査結果が出ていました。影響範囲が広いだけでなく、本ブログ内の各社の取り組みで紹介した内容以外にもやるべきことが多数あるため、進行中の対応プロジェクトが多く、施策間整合の考慮など、課題も多いことを示しているものと思います。

 

 いずれにせよ、GDPR対応における本当の対策はこれからです。この機会に Secure SketCH を使って、セキュリティ対策を見える化してみてください。

 

 
 参考情報:
  EU 一般データ保護規則(GDPR)について(日本貿易振興機構 ジェトロ)