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Vol.6 No.43 2011年10月26日発行
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NRI Secure Security Information
(SANS NewsBites、@RISKサマリー版)
Vol.6 No.43 2011年10月26日発行
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■はじめに(Alan Paller:SANS Director of Research)
「ブラックベリー停止」のニュースは、ブラックベリーのプラットフォームの みをサポートしていた政府や産業が、3つの全てのプラットフォームをサポート する方向へ転換する幕開けとなる。これからの数ヶ月間、CIOらにとって、手に 余るほど過多なモバイル・プラットフォームのセキュリティを管理することが 最優先事項となるだろう。3番目のニュースの【編集者メモ】をご覧あれ。
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■■SANS NewsBites Vol.13 No.82-83
(原版:2011年10月15日、10月19日)
◆ブラックベリーサービス 3日間の障害を経て復旧(2011.10.13)
ブラックベリーの顧客のメッセージングと電子メールに影響をもたらした、3 日間のネットワーク中断の後、ブラックベリーは「サービスは完全に復旧した」と 述べた。 ブラックベリー創業者であるMike Lazaridisによれば、今回の中断 はかつて経験したことのない最も深刻なものであり、同社はこの件について調 査を行うという。Lazaridisは、問題はハードウェアのエラーから始まり、次 々と事象が発生して大規模な機能停止に陥ったと述べている。
http://www.bbc.co.uk/news/technology-15287072
http://money.cnn.com/2011/10/13/technology/blackberry_outage/index.htm
【編集者メモ1】(Liston)
ここで、かなりユーモアのあることを言おうと思ったのだが、きっとブラック
ベリー所有者にはご理解いただけないと思うので止めた。(笑)
【編集者メモ2】(Honan)
企業での携帯電子メールの使用が拡大していることを考えると、今回の機能停
止は、RIMに限らず電子メールサービスに関する事業継続計画の見直しを各組
織に迫る痛烈な注意喚起となるべきであろう。
◆米国空軍 無人航空機コンピュータシステムのマルウェア感染の深刻度を軽視(2011.10.13)
米国空軍は 無人航空機を制御するコンピュータシステムに感染したと伝えら れるマルウェアを、単なる「厄介者」にすぎないと称した。関係者によると、マ ルウェアが軍用ネットワークのデータを盗み出したとする報告は間違っている という。また、マルウェアにキーストロークロギング機能はなかったと加えた。 マルウェアは、無人航空機の遠隔制御用のシステムとは別のシステムを感染さ せていた。問題のマルウェアは、無人飛行機のシステムを狙ったのではなく、 オンラインゲーム用のログイン認証情報を盗み出す際に用いられるありきたり のマルウェアだった。
http://www.informationweek.com/news/government/security/231900741
http://www.msnbc.msn.com/id/44883383/ns/technology_and_science-security/#.Tpd9jHLZV8F
http://arstechnica.com/tech-policy/news/2011/10/get-hacked-dont-tell-drone-base-didnt-report-virus.ars
【編集者メモ1】(Liston)
私は、感染したマルウェアの機能についてはあまり関心がないが、感染してし
まったこと自体の方がもっと気になる。システムが打ちのめされてしまったと
言っていいほどプロセスが機能しなくなったのであれば、本日の害虫(そのも
のの)の機能について論じるのは、注意をそらされているにすぎない。真の問
題は、「これが起きてしまった経緯は解き明かすことができたか、そして、そ
の問題を修正したどうか」である。
【編集者メモ2】(Northcutt)
そもそも、このマルウェアができることとできないことについて知っているの
は、機密取扱許可の保持者のみだけだろう。しかしながら、これによって、年
に40億ドルかかっている無人機プログラムがマルウェア挿入に脆弱であると証
明されたことは誰の目にも明らかである。となると、賢い人の多くはマルウェ
アだけに手間をかけるはずだ。防御の第一戦となるのは、何らかのソフトウェ
アのホワイトリストであろう。そうそう、私は最近Mac Lionに変えたばかりだ
が、エンドポイント・セキュリティ・ツールで効果があると思うものがあれば、
いくつかご提案をいただきたい(stephen@sans.edu)。
◆RIM 3日間にわたるブラックベリーの停止の補償としてアプリとサポートを提供(2011.10.17)
先週発生した3日間にわたるサービス停止を受けて、ブラックベリーの親会社 であるResearch in Motion(RIM)は、顧客に対して補償を提供している。消費 者は無料でアプリケーションを受け取ることができるほか、顧客企業は、1か 月間の無料サポートを受けることができる。
http://www.computerworld.com/s/article/9220900/RIM_offers_free_apps_support_following_outages?taxonomyId=83
http://edition.cnn.com/2011/10/17/tech/mobile/blackberry-free-apps/index.html
【編集者メモ】(Paller)
ブラックベリーは長い間企業用モバイルITを独占していたが、今回の停止によっ
て、死の苦しみを味わうことになる。可用性はセキュリティの3本柱の1つであ
るため、セキュリティ専門家は、もはやブラックベリーのセキュリティがより
優れているとは言えなくなった。先週開催された米国サイバーセキュリティ革
新アワード (National Cybersecurity Innovation Awards) の式典において、
iPhone、iPad、および、Androidのデバイスをカバーする、前途有望で、かつ
完全に組み入れられた効果的な企業用モバイルセキュリティのモデルが紹介さ
れた。(受賞者に関するプレスリリースは、今後2週間の間に発表される見込
みだ。)企業用のモバイルセキュリティのソリューションをとりまとめ、来週
再来週のどこかでWebキャストにおいて、ブリーフィングを行う予定だ。
◆サイバー上の侵害やリスクの情報開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイドライン(2011.10.13-14)
米国証券取引委員会(SEC)は、どのような場合にサイバー攻撃やセキュリティ のリスクに関わる情報開示を行う必要があるかを、各企業が判断する際に有用 なガイドラインを発行した。このガイドラインによると、株式公開企業は、重 大なサイバー上の窃盗や攻撃については情報開示を行わなくてはならない。ま た、同企業は、攻撃によって実体上のリスクに晒される場合も報告を行う義務 がある。
http://www.sec.gov/divisions/corpfin/guidance/cfguidance-topic2.htm
http://www.washingtonpost.com/world/national-security/cybersecurity-sec-outlines-requirement-that-companies-report-data-breaches/2011/10/14/gIQArGjskL_story.html
http://www.informationweek.com/news/government/policy/231900861
http://www.scmagazineus.com/sec-updates-disclosure-rules-to-include-breaches/article/214404/
http://news.cnet.com/8301-1009_3-20120196-83/sec-orders-disclosure-of-potential-security-breaches/?tag=txt;title
http://www.computerworld.com/s/article/9220922/Breach_reporting_Now_companies_have_to_do_it
◆判事談:警察が位置情報をリクエストする際には許可が必要(2011.10.14-15)
ワシントンDCの米国地方裁判所裁判長は、警察官は、容疑者が特定の携帯デバ
イスを使用した場所を示す情報を引き渡すように携帯電話サービスのプロバイ
ダに要求する際には、令状は必要ないが許可が必要と述べた。
連邦判事Royce Lamberthによるこの命令は、データを要求する前の令状を獲得
を警察に義務付けた下級裁判所の判決を覆すことになる。Lamberth判事は、警
察は判事に対して、求めている情報が捜査にどのように関係あるのかを説明し
なくてはならないと言及している。
http://www.msnbc.msn.com/id/44908876/ns/technology_and_science-security/#.Tpx-QHLZV8E
http://www.theregister.co.uk/2011/10/15/warrantless_cellphone_tracking_ok/
【編集者メモ1】(Murray)
この示すところとしては、どうやら、警察には相当の理由を示す必要がないよ
うだ。裁判所の「許可」はたいてい「令状」と称され、その場合、相当の理由を示
しているという意味を含んでいる。捜査員が手に入れられるものは全て欲しが
るというのはわかる。彼らにとって、憲法修正第4条(訳注:令状主義=身体や
所有権の安全を保証し、その拘束や捜索には相当な理由により発行された令状
が必要と定める)は、乗り越えるべき障害物でしかないのだ。我々は、裁判所
からもっと多くのことを期待している。このような捜査手法の濫用は、国・州
がなすべき有罪を証明する責務を、市民が無罪を証明するほうに転嫁させてし
まう。
【編集者メモ2】(Paller)
この意見には反対だ。Lamberth判事の決定には良識があり、均衡もとれている。
v
【編集者メモ3】(Liston)
この判決によって、携帯電話プロバイダに個人の位置情報を引き渡すように強
要するにあたって、政府が満たさなければならない基準が、原則的にどれも取
り去られてしまう。捜査員が令状を獲得するには、問題の個人が犯罪の実行に
関係しており、捜索によってその犯罪の証拠を提供できる可能性があると示す
「相当の理由」があると、判事を説得しなければならない。Lamberthの判決で
は、捜査員らは、犯罪が実行されたという証拠がない事例であっても、求めて
いる情報が「継続中の捜査に適切である」と示すだけでよいとなっている。
Lamberth判事の判決は、憲法修正第4条(皆様、覚えておいでか?)は不当な
捜査から我々を守るものであるから、政府が、市民が持つ携帯電話で市民を追
跡するのは「不当ではない」であると言っていることになる。
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■■■■■ @RISK:The Consensus Security Vulnerability Alert ■■■■■
(原版:2011年10月15日 Vol.10 No.42)
今週報告された脆弱性情報のサマリー
-
======================================================================
- カテゴリー
- 件数(#は本稿掲載番号) ======================================================================
- Windows
- 3 (#1)
- Other Microsoft Products
- 5
- Third Party Windows Apps
- 2
- Aix
- 1
- Cross Platform
- 4 (#2)
- Web Application - Cross Site Scripting
- 2
- Web Application - SQL Injection
- 2
- Web Application
- 5
- Hardware
- 2 ======================================================================
1.危険度【高】:Microsoft製品にさまざまなセキュリティの脆弱性
<影響を受ける製品>
Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010
Microsoft Internet Explorer 7、8、および、9
Microsoft .NET Framework 1.0、1.1、2.0、4
Microsoft Silverlight 4
<詳細>
Microsoftは、同社のMicrosoft火曜プログラムの一環として、さまざまな製品
のパッチをリリースした。問題となっている脆弱性には、Microsoft Forefront
Unified Access Gatewayにおいて署名付きJavaアプレットがアタッカーによっ
てコードの実行に使われること、Internet Explorerにある複数のメモリ・セ
イフティの脆弱性、Silverlightおよび.NET Frameworkにあるインプット検証
の脆弱性などがある。アタッカーは、ターゲットを悪意のあるサイトを閲覧す
るように仕向けられれば、これらの脆弱性を悪用して、ターゲットのマシン上
で任意のコードを実行できるようになる。
<現状>
ベンダーはこの問題を認めており、更新をリリースしている。
<参考>
ベンダーのサイト
http://www.microsoft.com
Microsoftのセキュリティ警告
http://technet.microsoft.com/en-us/security/bulletin/ms11-078
http://technet.microsoft.com/en-us/security/bulletin/ms11-079
http://technet.microsoft.com/en-us/security/bulletin/ms11-081
SecurityFocus BugTraq IDs
http://www.securityfocus.com/bid/49947
http://www.securityfocus.com/bid/49960
http://www.securityfocus.com/bid/49961
http://www.securityfocus.com/bid/49962
http://www.securityfocus.com/bid/49963
http://www.securityfocus.com/bid/49964
http://www.securityfocus.com/bid/49965
http://www.securityfocus.com/bid/49983
http://www.securityfocus.com/bid/49999
2.危険度【高】:Apple iTunesにさまざまなセキュリティの脆弱性
<影響を受ける製品>
Apple iTunes 10.5
<詳細>
Appleは、同社製iTunesメディアプレーヤに影響を及ぼす複数のセキュリティ
の脆弱性にパッチをリリースした。問題となっている脆弱性には、音声、画像、
動画の処理を行うコードにあるバッファオーバーフロー、Appleブラウザエン
ジンであるWebKit にある中間者攻撃とメモリ崩壊の脆弱性などがある。これ
らの脆弱性の詳細は明らかではないが、アタッカーがターゲットのマシン上で
任意のコードを実行する際に利用できる可能性がある。全てのケースにおいて、
アタッカーは、ターゲットに悪意のあるサイトを閲覧させるか、もしくは、悪
意のあるファイルを開くように仕向ける必要がある模様だ。
<現状>
ベンダーはこの問題を認めており、更新をリリースしている。
<参考>
ベンダーのサイト
http://www.apple.com
Appleのセキュリティ・アップデート
http://support.apple.com/kb/HT4981
SecurityFocus BugTraq IDs
http://www.securityfocus.com/bid/43228
http://www.securityfocus.com/bid/46262
http://www.securityfocus.com/bid/46614
http://www.securityfocus.com/bid/46703
http://www.securityfocus.com/bid/46785
http://www.securityfocus.com/bid/47029
http://www.securityfocus.com/bid/47604
http://www.securityfocus.com/bid/48416
http://www.securityfocus.com/bid/48437
http://www.securityfocus.com/bid/48479
http://www.securityfocus.com/bid/48820
http://www.securityfocus.com/bid/48823
http://www.securityfocus.com/bid/48825
http://www.securityfocus.com/bid/48827
http://www.securityfocus.com/bid/48840
http://www.securityfocus.com/bid/48842
http://www.securityfocus.com/bid/48843
http://www.securityfocus.com/bid/48844
http://www.securityfocus.com/bid/48845
http://www.securityfocus.com/bid/48846
http://www.securityfocus.com/bid/48847
http://www.securityfocus.com/bid/48848
http://www.securityfocus.com/bid/48849
http://www.securityfocus.com/bid/48850
http://www.securityfocus.com/bid/48851
http://www.securityfocus.com/bid/48852
http://www.securityfocus.com/bid/48853
http://www.securityfocus.com/bid/48854
http://www.securityfocus.com/bid/48855
http://www.securityfocus.com/bid/48856
http://www.securityfocus.com/bid/48857
http://www.securityfocus.com/bid/48858
http://www.securityfocus.com/bid/48960
http://www.securityfocus.com/bid/49279
http://www.securityfocus.com/bid/49658
http://www.securityfocus.com/bid/49850
http://www.securityfocus.com/bid/50065
http://www.securityfocus.com/bid/50066
http://www.securityfocus.com/bid/50067
http://www.securityfocus.com/bid/50068
Security NewsLetter(NRI Secure Information)は、情報セキュリティの専門
機関であるSANS Instituteが配信するコンテンツ(SANS NewsBites、@RISK)
をベースに、NRIセキュアテクノロジーズが編集してお届けしています。
世界中でこの1週間に起こったセキュリティのあらゆるトピックと専門家のコ
メントが掲載されています。原版は、およそ20万人のセキュリティのコミュニ
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